ピーターラビットの絵本は全部で何巻?どれから読めば良い?

ピーターラビットの絵本は全部で何巻?どれから読めば良い? ピーターラビット
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全部で何巻?

『ピーターラビットのおはなし』とは、ビアトリクス・ポターが1902年に書いた、ピーターラビットシリーズの最初の絵本です。

いたずらっ子のピーターが、「マグレガーさんの畑に行ってはいけない」というお母さんの言いつけを破って畑に入り、大変な目に遭ってしまうお話で、ピーターラビットの絵本と言えば、誰もがこのお話を思い浮かべるでしょう。

ピーターラビットの絵本は全部で24冊ありますが、全ての絵本にピーターラビットが出てくる訳ではありません。

 

11集『ピーターラビットのおはなし』
21集『ベンジャミンバニーのおはなし』
31集『フロプシーのこどもたち』
42集『こねこのトムのおはなし』
52集『モペットちゃんのおはなし』
62集『こわいわるいうさぎのおはなし』
73集『2ひきのわるいねずみのおはなし』
83集『のねずみのチュウチュウおくさんのおはなし』
93集『まちねずみジョニーのおはなし』
104集『りすのナトキンのおはなし』
114集『あひるのジマイマのおはなし』
124集『「ジンジャーとピクルズや」のおはなし』
135集『キツネどんのおはなし』
145集『ひげのサムエルのおはなし』
155集『グロースターの仕たて屋』
166集『ティギーおばさんのおはなし』
176集『ジェレミー・フィッシャーどんのおはなし』
186集『カルアシ・チミーのおはなし』
197集『パイがふたつあったおはなし』
207集『ずるいねこのおはなし』
217集『こぶたのピグリン・ブランドのおはなし』
228集『アプリイ・ダプリイのわらべうた』
238集『セシリ・パセリのわらべうた』
248集『こぶたのロビンソンのおはなし』

 

ピーターラビットの絵本は、全巻セットやバラ売りのほかに、3冊ずつまとめて販売されていることもあるので、上記の一覧表に、セット売りの表記も添えました。

 

 

1巻の『ピーターラビットのおはなし』は、もちろんピーターラビットが主人公となっていますが、続く2巻の『ベンジャミンバニーのおはなし』では、主人公はピーターの従妹の「ベンジャミン」になっています。

3巻の『フロプシーのこどもたち』では、ピーターの妹の「フロプシー」の家族に焦点が当てられています。

 

ことこと
ことこと

何と、フロプシーは大人になったら、従妹のベンジャミンと結婚するんですよ。

 

沢山の子どもにも恵まれるのですが、ある日フロプシーの子どもたちは、食糧不足からマグレガーさんの畑に忍び込み、レタスをたんまり食べたせいで、眠り込んでしまいます。

そこへマグレガーさんがやって来て、袋詰めにされるという危機的状況に陥ってしまいます。

 

ことこと
ことこと

続きが気になる方は、是非『フロプシーの子どもたち』を読んでみて下さいね。

 

4巻以降も、題名を見れば分かるように、ピーターラビット本人ではなく、ピーターラビットの仲間たちのお話が、それぞれ綴られています。

この記事では、ピーターラビットの絵本の、オススメの読み方をご紹介するので、参考にしてみてくださいね。

 

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1巻から順番に読むべき?

ピーターラビットの絵本は、1冊ずつお話が独立しているものも多いので、1巻から順番に24巻まで読んでいく必要はありません。

しかし、『ベンジャミンバニーのおはなし』のように、『ピーターラビットのおはなし』の続きから始まるようなお話もあるので、そういった場合は前作を読んだ方が良いでしょう。

ここでは、ピーターラビットの絵本を、「順番に読むべきお話」と「1冊だけ読んでも楽しめるお話」に、大きく分けてご紹介していきます。

 

順番に読むべきお話

1冊単体ではなく、順を追って読んだ方が楽しめる絵本は、『ベンジャミンバニーのおはなし』と『フロプシーの子どもたち』、『キツネどんのおはなし』と『ひげのサムエルのおはなし』の4冊です。

 

先に読むお話次に読むお話
『ピーターラビットのおはなし』(1)『ベンジャミンバニーのおはなし』(2)
『ピーターラビットのおはなし』(1)、『ベンジャミンバニーのおはなし』(2)『フロプシーの子どもたち』(3)
『ピーターラビットのおはなし』(1)、『ベンジャミンバニーのおはなし』(2)、『フロプシーの子どもたち』(3)『キツネどんのおはなし』(13)
『こねこのトムのおはなし』(4)『ひげのサムエルのおはなし』(14)

 

『ベンジャミンバニーのおはなし』は、前述したように『ピーターラビットのおはなし』の続きのお話なので、先に『ピーターラビットのおはなし』を読みましょう。

 

ことこと
ことこと

ピーター達「うさぎ」のお話が読みたい方は、1巻、2巻、3巻の順番に読んでいくことをお勧めします。

 

13巻の『キツネどんのおはなし』は、アナグマ・トミーとキツネどんがメインのお話なのですが、ピーターとベンジャミン、フロプシーも出てくるので、先に1~3巻を読んでおく方が、お話が分かりやすいです。

『ひげのサムエルのおはなし』は、「こねこのトム」のお話なのですが、トムが最初に出てくるのは『こねこのトムのおはなし』なので、こちらを先に読んでおくと、トムが如何にやんちゃなのか分かりますよ。

 

1冊だけ読んでも楽しめるお話

次にご紹介するのは、1冊だけ読んでも楽しめるお話です!

上記の表に挙げた4冊以外の20冊は、その絵本だけを買って読んでも、ちゃんとお話が分かりますよ。

20冊全部素晴らしい絵本なのですが、全てご紹介すると長くなってしまうので、特にお勧めのお話を5冊選ご紹介します。

 

『アプリイ・ダプリイのわらべうた』と『セシリ・パセリのわらべうた』は、お話というよりも、文字通り「わらべうた」の絵本です。マザーグースをもじったものもありますよ。

 

『ピーターラビットのおはなし』

最初にご紹介するのは、言わずもがな『ピーターラビットのおはなし』です。

 

 

ピーターラビットのイラストは目にしたことがあっても、お話を知らないという方は、結構いるのではないでしょうか?

絵本ですぐに読み終わるので、見かけたら、手に取って読んでほしい1冊です。

 

『こねこのトムのおはなし』

『こねこのトムのおはなし』は、3匹の子猫の母の「タビタ・トウィチット」が、友達を呼んでお茶会を開くお話です。

 

 

子猫の名前はミトンにトム、モペットと言い、中でもトムが一番きかん坊で、タビタの手を焼かせます。

タビタは子猫達をきれいに着飾って、大人しくさせておこうとするのですが、果たしてお茶会は上手くいくのでしょうか?

続きは『こねこのトムのおはなし』を、読んでみて下さいね。

 

『あひるのジマイマのおはなし』

アヒルの「ジマイマ」は、キャラクターとしても人気があり、うさぎや猫の仲間たちに次いで認知度が高いでしょう。

 

 

 

自分で産んだ卵は、自分で孵したいと願うジマイマは、家出して森へと向かい、とある紳士に出会います。

紳士は親切に、卵を抱くための小屋を貸してくれた上、卵の番までしてくれますが、どこか怪しげです。

ジマイマは作中で「おばかさん」と明記されるほど、疑うことを知らないアヒルで、ずるいキツネにまんまと騙されてしまいます。

ジマイマと卵の運命が気になる方は、『あひるのジマイマのおはなし』をチェックしてみて下さいね。

 

『2ひきのわるいねずみのおはなし』

『2ひきのわるいねずみのおはなし』は、夫婦のネズミである「トム・サム」と「ハンカ・マンカ」のお話です。

 

 

 

トム・サムとハンカ・マンカは、家に置いてある「人形の家」に興味を持ち、中に侵入しますが、食べようとしたハムがとても固く、魚もお皿にくっついているなど、おかしな点に気づきます。

悪いネズミと書いてありますが、そこまで悪いことはしておらず、土で出来たハムを本物と思って食べようとするなど、いたずらの中に、くすっと笑える要素が散りばめられていて、憎めません。

 

ことこと
ことこと

私も大好きなお話で、ネズミの挿絵が非常にかわいらしいので、絵だけ見ていても楽しい気分になりますよ。

 

『パイがふたつあったおはなし』

最後にご紹介するのは、『パイがふたつあったおはなし』です。

猫の「リビー」と犬の「ダッチェス」がお茶会を開くお話で、表面上は礼儀を重んじているものの、その下で繰り広げられる心理戦は、人間社会の風刺のようでもあります。

 

 

リビーにお茶に誘われたダッチェスは、リビーが振舞ってくれるパイがネズミのパイではないかと不安に駆られ、自分で作った仔牛肉とハムのパイとこっそりすり替えようとします。

無事にパイの入れ替えが済んだかと思いきや、お茶会が始まっても、仔牛肉のパイに入れたはずの焼き型が食べても食べても出てきません。

真相が明らかになるまで、動転するダッチェスと一緒にドキドキしてしまうこと間違いなしですよ。

 

まとめ

この記事では、ピーターラビットの絵本の、オススメの読み方をご紹介しました!

ここに挙げたお話以外の絵本も魅力的なものばかりで、ほとんどは1冊単体で読めるお話なので、心惹かれた絵本から読んでみて下さいね。

 

ことこと
ことこと

私はリスが大好きなので、『カルアシ・チミーのおはなし』と『りすのナトキンのおはなし』がお気に入りです。

 

クリスマスに読むのなら、『グロースターの仕たて屋』も素敵ですよ。

 

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