湖水地方について
湖水地方ってどんなところ?
湖水地方は、イギリスの北西部にある、自然豊かな地域です。
湖水地方というだけあり、ウィンダミア湖やコニストン・ウォーター湖、グラスミア湖など、湖が沢山あります。
日本では、絵本「ピーターラビット」の故郷として有名ですね。
ピーターラビットの作者である、ビアトリクス・ポターは、幼い頃ロンドンに住んでいましたが、夏には避暑のため、湖水地方を訪れていました。
ポターは湖水地方をとても気に入り、やがて「ヒルトップ農場」を購入して、湖水地方に移り住みます。
しかし、湖水地方には豊富な資源があったため、鉱山開発の手が忍び寄り、美しい自然が失われようとしていました。
ポターが自ら4000エーカー以上もの土地を買い取り、ナショナル・トラストに寄贈したおかげで、現在も湖水地方の風景は変わらぬまま保たれています。
個人旅行でも行ける?
ピーターラビット好きなら、湖水地方に一度は行ってみたいと思っても、丁度良いツアーがないこともありますよね。
私も、日帰りオプションツアーだと、ゆっくり散策できる時間があるか不安でした。
この記事では、湖水地方に個人旅行で行く方法を、私の実体験に基づいてご紹介します。
ロンドンから湖水地方への移動を想定した内容になっておりますので、イギリス旅行でロンドンに行くついでに、湖水地方も気になるという方は、参考にしてみてくださいね。
湖水地方への行き方
バスよりも鉄道の方が楽!
湖水地方まで行く方法は、鉄道やバスなどの方法がありますが、一番良いのは鉄道で行く方法です。
鉄道を利用すると、乗り換えは必須ですが、約3~4時間で湖水地方の「ウィンダミア」に着きます。
バスをお勧めしないのは、まず移動に約8時間30分かかるため、1日移動だけの日になってしまう上、体力も消耗してしまうからです。
乗り換えが無いので、乗り換え方法が分からない、ホームを間違えるなどの不安はありませんが、鉄道の倍以上の時間がかかってしまいます。
私も鉄道を利用したので、これから乗り換え方法などについてご説明していきますね。
どこから乗るの?乗り換えは?
ロンドンから湖水地方へ向かう鉄道は、「ユーストン駅」から出ています。
ユーストン駅は、ハリーポッターの舞台として有名な「キングス・クロス駅」の隣の駅で、ノーザン線とヴィクトリア線が通っています。
ユーストン駅についたら、「オクセンホルム・レイク・ディストリクト駅」に向かう鉄道に乗りましょう。
ユーストン駅は中々大きな駅ですが、駅に入ってすぐ目に入る電光掲示板に、時刻や行先、ホームの番号などが表示されているので、あまり迷わないはずです。
ロンドンから湖水地方へ向かう鉄道は比較的空いており、私は座席予約をしていなかったのですが、ガラガラで好きな座席を選べました。
しかし、日にちや時間帯で込み合う可能性もあるので、座席予約はした方が安心でしょう。
オクセンホルム・レイク・ディストリクト駅からウィンダミア駅へは約15分なので、ここまで来てしまえば、すぐに着きます。
オクセンホルム・レイク・ディストリクト駅は小さな駅なので、乗り換えは簡単ですよ。
切符はどうやって買う?
日本から海外旅行でイギリスを訪れる方は、事前に飛行機やホテルなどを予約する方が多いと思いますが、そのときに一緒に鉄道のチケットも購入してしまうと、当日慌てなくて済みます。
鉄道の切符は、好きな時間帯を選んで、個別に買うことも出来ますし、一定期間乗り放題のレイルパスもあります。
英国政府観光庁が運営している「Visit Britain」の鉄道の案内が、とても分かりやすいので、行かれる方は一度覗いてみて下さいね。
私はレイルパスを利用したのですが、好きな時刻の鉄道に乗れる代わりに、席の予約を怠ると、乗車は出来ても座ることが出来ないので、湖水地方からロンドンへの切符は座席予約をしておくことをお勧めします。
レイルパスは鉄道旅行の強い味方なので、レイルパスよりも往復の切符の料金が高いという方は、是非レイルパスを利用してみて下さい。
レイルパスは、特に学生だと、割引が適用されて安くなる傾向がありますよ。
まとめ
この記事では、ロンドンから湖水地方に、鉄道で行く方法をご紹介しました。
海外旅行は思わぬハプニングで慌ててしまうこともありますが、湖水地方のバスの運転手さんや、駅のホームにいる人々は優しい人が多く、分からないことを丁寧に教えてくれます。
個人旅行を計画する際には、『地球の歩き方』が詳細に移動方法などを説明しているので、1冊手元にあると安心ですよ。
以下の記事では、ウィンダミアから、ヒルトップ農場への移動方法をご紹介しているので、併せて読んでみて下さいね。