ファーストブックとは
ファーストブックとは、その名の通り、赤ちゃんが初めて触れる絵本のことです。
赤ちゃんに絵本は必須のものではありませんが、絵本があることで、赤ちゃんとの時間が、より豊かなものになりますよ。
言葉もわからない、文字も読めない赤ちゃんでも、大好きなお母さんやお父さんが、絵本を通して優しく語りかけてくれるひとときは、幸せに違いないですよね!
自治体によっては、0歳児健診の際などに赤ちゃんに絵本をプレゼントする、「ブックスタート事業」を行っているところもあります。
この記事では、ファーストブックの選び方や、おすすめのファーストブックををご紹介するので、絵本選びに悩んでいる方は参考にしてみてくださいね。
選ぶときのポイント
まずは、ファーストブックを選ぶ際のポイントから、2つご紹介していきます。
赤ちゃんへの絵本の読み聞かせは、読書習慣や教育のためというよりも、お母さんお父さんがリラックスして、赤ちゃんと楽しく過ごすためという側面が大きいです。
赤ちゃんと楽しくコミュニケーションを取りたいけれど、どうしたらよいか分からないときに、絵本が一役買ってくれるんですね。
絵本は星の数ほどありますが、人の好みも様々なので、読み手となる自分自身が好きだと思う絵本を選ぶことが一番大事なんですね。
サイズ、紙質
絵本のサイズは、内容や対象年齢に合わせてさまざまで、手のひらに乗るような小さな絵本から、書棚から飛び出すような大きな絵本まであります。
赤ちゃんにおすすめなのは、15~20cmくらいの小さめの絵本です。
絵本の形も、縦長や横長よりも正方形に近い方が、赤ちゃんが持って開いたときに安定するでしょう。
ファーストブックの中には、赤ちゃんがなめたり破ったりしても大丈夫なように、丈夫な紙でできたボードブックもあります。
ボードブックは耐久性に優れている一方で、通常の絵本に比べて分厚く重いので、『はらぺこあおむし』のように、特にしかけがある絵本に適していると思います。
絵柄やストーリー
赤ちゃんの視力は成長とともに少しずつ上がっていきます。
そのため、0才の赤ちゃんには細部まで描きこまれた緻密な絵よりも、大きくしっかりと描かれた絵の方が見やすいです。
絵本の内容に関しては、0才の赤ちゃんはまだストーリーを理解することは難しいので、どのページから読んでも楽しめるような絵本が良いでしょう。
声に出して読んだときに、響きが面白い絵本や、わらべ歌の絵本を選ぶのもよいですね。
おすすめのファーストブック
ここからは、おすすめのファーストブックを3つ、ご紹介していきます!
それぞれシリーズとして展開しているファーストブックなので、気に入ったものを1冊だけ試してみるのも、取り合えず3冊くらいまとまって用意してみるのも良いでしょう。
シリーズものはサイズも揃っているから、しまうスペースが限られていても、助かりますね。
専用ケースに入っているものもあるので、わが子だけでなく、親戚や友人への出産祝いのプレゼントにもピッタリですよ。
子どもがはじめてであう絵本シリーズ
最初にご紹介するのは、福音館書店の「子どもがはじめてであう絵本シリーズ」です。
シリーズは年齢ごとに分かれており、0才からは「どうぶつ、なまえ、かたち」の3種類が、それぞれ3冊セットで出されています。
「どうぶつ」セットに入っているのは、『きいろい ことり』、『ふしぎな たまご』、『ちいさな さかな』の3冊です。
はっきりした色彩と黒い線を見ればわかるように、9冊ともミッフィーで有名なブルーナが手掛けた絵本になります。
0歳向けの絵本はミッフィーがメインではありませんが、絵本のストーリーがわかるようになってきたら、ミッフィーが生まれるお話である『ちいさなうさこちゃん』を読んであげるのも素敵ですね。
松谷みよ子 あかちゃんの本
次にご紹介するのは、『いない いない ばあ』で有名な松谷みよ子さんの赤ちゃん絵本のシリーズです。
3冊とも、読みながら自然に赤ちゃんと関われるようになっているところが魅力ですね。
くつくつあるけのほんセット
最後にご紹介するのは、林明子さんの「くつくつあるけのほん」セットです。
林明子さんといえば、『こんとあき』が有名ですが、赤ちゃん絵本も出しているんですね。
「くつくつあるけのほん」セットは、『おつきさまこんばんは』を含む4冊からなるセットで、ボードブック版も販売されています。
4冊の中でも、私のお気に入りは『きゅっ きゅっ きゅっ』です!赤ちゃんがうさぎとねずみ、くまと一緒にスープを食べるお話で、動物たちが本当に愛らしく描かれています。
まとめ
この記事では、ファーストブックの選び方と、おすすめのファーストブックシリーズを3点ご紹介しました!
何より大事なのは、赤ちゃんに読んであげる自分自身が、好きだと思う絵本を選んであげることですね!
定評があるかどうかに関わらず、直感で選ぶのも大切でしょう。
とっておきの一冊を見つけて、赤ちゃんとの時間を楽しんでくださいね。