絵本は作れる?
子どもの頃は毎日のように読んでいても、大人になると自然と読まなくなっていく絵本。
子育てなどをきっかけに、久し振りに絵本に触れて、子どものために絵本を描いてみたい、自分でオリジナル絵本を作ってみたいと思う方もいるのではないでしょうか?

この世にひとつだけの絵本を、プレゼントするのも素敵ですよね。
ただ、いざ作ろうと思ってみても、そもそも絵本はどうやって作るのか、ページの構成やアイデアのまとめ方など、分からないことも多くあります。
この記事では、絵本を作ってみたいけれど、ワークショップや講座はハードルが高いという方に向けて、絵本作りのヒントになる本を3冊ご紹介します!
絵本作りについての本
ここでは、私が実際に読んでためになった!と思う本を、3冊ご紹介します。
上から順番に、
・具体的な絵本の作り方が載っている初心者にも易しい本
・絵に悩んだときに参考にしたい絵の描き方の本
・絵本作家を目指す人に向けた専門的な本
と続いていくので、気になる本だけ拾い読みしていくのもオススメです・
『絵本 つくりかた』
最初にご紹介するのは、『絵本 つくりかた(プロの現場から学ぶ!)』です。
本の内容は5つに分かれていて、絵本の仕組みから内容、アイデアの出し方、オンラインでの発表方法など、1冊で多岐にわたる内容をカバーしてくれます。

教科書のような本なので、この1冊を読めば、絵本の基本的なルールがよく分かりますよ!
第1章には、絵本の各部の名称から役割、自分でできる製本方法まで載っています。簡易製本なら、子どもと一緒に作ることもできて、楽しそうですね。
そのほかにも、テーマや主人公の決め方、お話の起承転結のページ配分、絵本の技法や画材など、幅広い情報がコンパクトにまとめられています。
絵本を作ってみたいと思ったら、まず手に取ってほしい1冊ですね!
『MOE 絵本教室』
次にご紹介するのは、『MOE 絵本教室 絵本作家におそわる描き方』です。
この本は、白泉社の絵本情報誌『MOE』の企画が単行本化されたものであり、16人の絵本作家のアトリエや画材、インタビューなどが主な内容となっています。
そのため、絵本の作り方についてや、基本的なルールについては、2ページしか触れられていません。

絵の描き方に困ったとき、憧れの作家さんについてライトに知りたいときに手に取りたい1冊です!
難点としては、作家さんの人数が多い割に、87ページと薄めの本なので、ひとりひとりのページ数は大体5~6ページくらいで、短い作家さんだと、1ページで終わっていることもあります。
私は「しばわんこ」シリーズで知られる川浦良枝さんと、どいかやさんが気になっていたのですが、2人とも制作過程などしっかり載っていて、満足でした!
『絵本をつくりたい人へ』
最後にご紹介するのは、『絵本をつくりたい人へ』です。
絵本編集者である土井章史さんが著者であり、コンクールへの応募などを見据えた、絵本作家になりたい人向けの、より踏み込んだ内容となっています。
まとめ
この記事では、絵本の作り方についての本を3冊ご紹介しました!
どんなお話にしようか、絵は何で描こうか、など夢を広げながら、これらの本を手に取ってもらえれば嬉しいです。
製本は自分で行わなくても、印刷会社にお願いすることもできますし、子どもが描いた絵本を製本してあげるのも思い出になりますよね。

私も製本が面倒で後回しにしていたけれど、まずは1冊形にしてみるぞ!