ミッフィーとうさこちゃんは何が違う?ブルーナカラーとは何色?ミッフィーの豆知識

ミッフィーとうさこちゃんは何が違う?ブルーナカラーとは何色?ミッフィーの豆知識 絵本
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ミッフィーの豆知識

白いうさぎで、バツ印の鼻と口がトレードマークのキャラクターといえば、だれもがミッフィーを思い浮かべますよね。

日本でも絶大な人気を誇り、子どもから大人に向けて、絵本にとどまらず様々なグッズが展開されています。

 

 

そんなミッフィーですが、小さい頃読んでいた絵本だと「うさこちゃん」表記なのに、なぜミッフィーと呼ばれているのかや、絵本に使われている色にどんな意味があるのかを知らないという方も多いのではないでしょうか?

 

ことこと
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「ブルーナカラー」という言葉は聞いたことがあるけど、それぞれどんな意味があるのかはあやふやかも・・・。

 

この記事では、ミッフィーの名前がふたつある理由や、6色のブルーナカラーのそれぞれの役割と意味についてご紹介していきます!

ミッフィーの仲間たちについて知りたい方は、以下の記事もチェックしてみてくださいね。

 

 

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ミッフィーにうさこちゃん、ふたつ名前があるの?

物言いたげなつぶらな瞳に、バツ印の鼻と口がかわいらしいウサギのキャラクター、「うさこちゃん」は、日本では「ミッフィー」という名で広く知られていますよね。

ミッフィーで覚えている方も、うさこちゃんで覚えている方も、「うさこちゃん」と「ミッフィー」の、ふたつの名前があることを不思議に思ったことはないでしょうか?

実は、ミッフィーが生まれたオランダでは、ミッフィーは「うさこちゃん」でも「ミッフィー」でもなく、「ナインチェ」(nijntje)と呼ばれています。

 

 

ミッフィーの本名は、「ナインチェ・プラウス」(nijntje pluis)で、ちゃんと苗字もあり、直訳すると「ふわふわなうさちゃん」という意味になります。

 

オランダ語でウサギは、「konijn」(コナイン、コネイン)と呼ぶのが一般的で、ナインチェという名前は、作者のブルーナが編み出した造語だそうです。

 

オランダで「ナインチェ」の絵本が出版された後、アメリカでは「miffy」(ミッフィー)、日本では「うさこちゃん」と翻訳されたため、日本語の絵本における「ナインチェ」の名前は、「うさこちゃん」でほぼ統一されています。

では何故、「ミッフィー」という呼び方も浸透しているのかというと、日本で最初にミッフィーの絵本を出したのは「福音館書店」で、「うさこちゃん」という名前に訳されていたものの、その後「講談社」が「ミッフィー」という名前に翻訳したことが影響していると考えられます。

 

ことこと
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絵本以外に立体アニメでも、ミッフィーという名前が使われていましたし、次第にミッフィーという名が、うさこちゃんよりも、知名度を上げていった可能性があります。

 

ミッフィーについての情報を発信している、日本のミッフィー公式のウェブサイトでも、「日本のミッフィー情報サイト」という名称が使用されています。

大多数の人が、「うさこちゃん」は分からなくても、「ミッフィー」は分かることを踏まえると、日本では、「ミッフィー」の方が「うさこちゃん」よりも、有名と言っても過言では無いでしょう。

日本では、キャラクターとして言及する場合は「ミッフィー」、絵本の登場人物として指す場合は、「うさこちゃん」と呼ぶことが多いようです。

 

ブルーナカラーとは

うさこちゃんの絵本を読んだことがある人はもちろん、読んだことが無い人でも、ミッフィーといえば、赤や黄色、青などの原色に近いカラフルな色が思い浮かぶのではないでしょうか?

うさこちゃんの絵本では、色むらの無い単一色が、それぞれ黒い線で縁取られて、背景やキャラクターに使われています。

 

 

ここまで使われている色が限定され、線も必要最低限に抑えられている絵本は珍しく、余計な情報を省き、洗練された絵は、見るものの想像力を刺激してきます。

 

全部で何色?

うさこちゃんの絵本に使われている色は、赤、青、黄、緑、茶、グレーと、全部で6色あり、それぞれが意味や役割をもって、お話に彩を添えています。

 

絵本には、うさこちゃんの「白」や、線に使われている「黒」の二色も用いられていますが、一般的に「ブルーナカラー」というと、上記の6色を挙げることが多いです。

 

明るくて、楽しい赤色

赤色は、楽しい気持ちや幸せな気分を表すときに用いられ、『うさこちゃんのたんじょうび』でも、表紙は赤色になっており、うさこちゃんの明るい気持ちが伝わってきます。
 

 

ことこと
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ブルーナカラーの赤は、刺激的でビビッドな赤というよりは、オレンジに近い優しい色合いの赤なので、見ているこちらも優しい気持ちになれますね。

 

冷たく、怖い青色

赤とは反対に、青は怖い気持ちや不安な気持ちを表すときに、用いられている色です。

ただ、青色は赤色とは違い、空や海などの自然を描く際に必要になることが多いので、必然的に感情表現よりも、自然の背景として用いられていることが多い様に感じられます。

 

 

『うさこちゃんのゆめ』や『うさこちゃんとうみ』でも、それぞれ夜空や海を描くために、青が使用されていますね。

 

あたたかく、優しい黄色

黄色は赤ほど激しくないけれど、あたたかく、優しい色で、うさこちゃんの家の中などの、落ち着く空間に使われていることが多いです。

 

 

『うさこちゃんの てんと』でも、テントが黄色に塗られており、激しさは伴わないけれど、ウキウキするうさこちゃんの気持ちが伝わってきます。

 

穏やかな自然の色、緑色

緑色は、主に草原や木などの、植物を塗るために用いられており、背景色として活躍していることが多いです。

ブルーナカラーの緑は、同じ寒色の青に比べて、明るめの色なので、背景に多用されていても、画面が暗くなりません。

 

 

『うさこちゃんの おうち』では、赤や黄色、青色などの、うさこちゃんの様々な持ち物が、緑の背景の前に並べられており、絵全体の色が多くても、落ち着いた画面に仕上がっています。

 

追加された、茶とグレー

シンプルを追及していたブルーナは、当初は茶色とグレーを除く、赤、青、黄、緑(原色)の4色を使って絵本を描く予定でした。

しかし、元の色が茶色やグレーである、犬や木の幹、はとやカバなどを描く際に、原色よりもそのままの色で描いた方が自然だと考え、のちに茶色とグレーがブルーナカラーに加えられました。

 

 

試行錯誤を経て、加えられた二色だと思うと、茶とグレーがいかに代わりのきかない色なのか分かりますね。

 

まとめ

この記事では、ミッフィー(うさこちゃん)の名前や、絵本に使われている「ブルーナカラー」について、ご紹介しました!

シンプルゆえに奥が深い、うさこちゃんの絵本に興味が湧いたという方は、ミッフィーを特集した雑誌や本を読んでみると、もっと理解が深まりますよ。

 

 

絵本雑誌MOEや、複数の出版社がミッフィーについての本を出していますが、私が読んだ中では『ディック・ブルーナのすべて』が一番分かりやすかったので、気になる方は、手に取って見て下さいね。

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