図書館なのに本が借りられない?国際子ども図書館でできること

図書館なのに本が借りられない?国際子ども図書館でできること 本屋・図書館
記事内に広告が含まれています。
スポンサーリンク

国際子ども図書館とは?

「国際子ども図書館」とは、日本で唯一、児童書を専門にしている国立の図書館のことです。

 

ことこと
ことこと

国立の図書館というと、「国立国会図書館」を思い浮かべる方が多いでしょうが、「国際子ども図書館」も国立の図書館なんですよ。

 

国内で発行されたほぼ全ての児童文学作品が所蔵されており、絵本だけでなく小説、児童書に関する専門書まであるので、子どもが児童書を読むことが出来るのはもちろん、大人も児童文学について知ることが出来ます。

この記事では、国際子ども図書館の場所や利用方法などをご紹介しますので、行かれる方は参考にしてみてくださいね。

 

国際子ども図書館はどこにある?

国際子ども図書館は上野にあり、上野駅から歩いて10分程度の距離に位置しています。

分かりやすい道なので、迷ってしまうことは恐らく無いでしょうが、不安な方は公式ホームページに掲載されている、写真付きの道案内を見ておくと安心ですよ。

 

 

公式ホームページでは、電車の他にバスや車での来館方法も案内されていますが、一番楽なのは電車で行く方法でしょう。

 

ことこと
ことこと

私は電車でも車でも行ったことがありますが、国際子ども図書館には駐車場が無いため、最寄りのコインパーキングを探すのが結構大変でした。

 

どうしても車で行きたいという方は、事前に近くのコインパーキングを調べておく方が、当日運転しながら慌てなくて済みますよ。

 

入館無料!休館日は?

入館は無料で、資料の閲覧も無料ですが、複写サービスなど、有料のサービスもあります。

 

ことこと
ことこと

美術館や博物館と違い、入館無料なのは嬉しいですね。

 

休館日は月曜日と第3水曜日、祝日(こどもの日は開館)や年末年始ですが、臨時休館などもあるので、行く前にしっかりチェックしておきましょう。

開館時間は9時半から17時ですが、資料請求や複写サービスを利用する際は、閉館30分~1時間前にはサービスが終了してしまうので、時間にゆとりを持っていくことをお勧めします。

16時までなら、即日複写をお願いすることも出来るので、とっても便利ですよ。

 

館内はどんな感じ?

国際子ども図書館には、レンガ棟とアーチ棟の2つの棟があります。

レンガ棟とアーチ棟は、外観も内装も雰囲気が異なり、レンガ棟は重厚な印象、ガラス張りのアーチ棟は開放的な印象です。

レンガ棟は、明治39年に「帝国図書館」として建設されたのち、増築や改修を重ねてきた歴史ある建物なので、大階段なども見応えがありますよ。

 

 

国際子ども図書館のエントランスがあるのはレンガ棟の方で、児童書の展示やカフェテリアなど主要な施設があるのもレンガ棟です。

アーチ棟には、研修室と児童書研究資料室がありますが、児童書研究資料室は18歳以上を対象とした資料室なので、小さな子どもと入ることは推奨されていません。

入室には「国立国会図書館登録利用者カード」が必要で、持っていない場合は入室前に利用申込書を記入する必要があるなど、気軽に入れる部屋とは言い辛いです。

 

他にも、B5サイズ以上のカバンは持ち込み不可などの注意事項があるので、資料収集に行きたい方は、事前に公式ホームページで確認しておきましょう。コインロッカーもあるので、私はリュックを預けて入室したこともありますよ。

 

安くておいしいカフェも

レンガ棟1階にはカフェもあり、お昼にはランチや軽食を食べることも出来ます。

 

ことこと
ことこと

私はカレーを食べたことがありますが、リーズナブルで美味しかったですよ。

 

ガラス張りの空間は居心地が良く、ドリンクメニューもあるので、一休みするのにピッタリです。

 

スポンサーリンク

国際子ども図書館では、何ができる?

図書館を利用する方の多くが、本を借りに行くと思うのですが、国際子ども図書館は、個人への図書の貸し出しをおこなっていません

もちろん閲覧は出来るのですが、気になる本を持ち帰って読むことは出来ないんですよ。

その代わり、複写サービスやレファレンスサービスなど、資料探しに関するサービスは非常に充実しています。

国際子ども図書館は、閲覧と資料収集に特化した図書館だと言えるでしょう。

 

児童書を読むなら

絵本や小説などの児童文学に触れたいという方には、レンガ棟1階の「子どものへや」と「世界を知るへや」がお勧めです。

「子どものへや」と「世界を知るへや」は繋がっており、エントランスに近いせいか、他の部屋に比べて人が多い気がします。

「世界を知るへや」では、海外で出版された日本の絵本が並べて展示してあり、私が数年前に訪れたときには『おふろだいすき』が展示されていました。

どちらの部屋も、子どもから大人まで楽しめる部屋ですよ。

 

展示が見たいなら

展示が見たいという方には、レンガ棟2階の「児童書ギャラリー」や、レンガ棟3階「本のミュージアム」がお勧めです。

児童書ギャラリーは常設の展示室で、児童文学だけでなく、絵本の歴史も分かりやすく展示されています。

本のミュージアムは、展示会の開催期間のみ開放されているので、展示会がないときには中に入れません。

2020年12月27日まで『平成を彩った絵本作家たち』が開かれているので、気になる方は見に行ってみて下さいね。

 

2020年12月18日時点の情報で、会期は変更になる場合もあるので、ご注意くださいませ。

 

資料を集めたいなら

児童文学に興味があり、研究などで資料を集めたいという方は、アーチ棟2階の「児童書研究資料室」を利用してみるのがお勧めです。

私が訪れた時には、児童書研究室は利用するのにカードや申込書が必要なためか、他の部屋に比べて人が圧倒的に少なくて静かでした。

資料の数が膨大なため、児童書研究室に置いてある資料には限りがありますが、大半の資料は書庫にあります。見たい資料が決まっている方は、16時半より前に資料請求してしまいましょう。

 

レポートの資料探しなら

レンガ棟2階の「調べもののへや」は、中高生のレポートのための資料が揃えられた資料室です。

児童文学に限らず、様々な分野の本が揃えられていたので、テーマ探しに悩んだ時などに活用してみると良いでしょう。

 

まとめ

この記事では、国際子ども図書館の場所や利用方法などを、簡単にご紹介しました。

子どもと一緒に本を読むのも良いですし、研究資料を探すのにも便利な図書館なので、児童文学に興味のある方なら、楽しめること間違いなしです!

国際子ども図書館の周りには、博物館や美術館、動物園などもあるので、上野を訪れた際には覗いてみて下さいね。

 

タイトルとURLをコピーしました