ヒルトップ農場とは?
ヒルトップ農場とは、ピーターラビットの絵本の舞台である、湖水地方の小さな農場のことです。
ピーターラビットの作者、ビアトリクス・ポターは、湖水地方を深く愛しており、ヒルトップ農場を買い取った後、晩年をそこで過ごしました。
ヒルトップがある「ニア・ソーリー」には、ピーターラビットの絵本に出てくる、インやパブなどがそのまま残っており、まるで絵本の中に入り込んだような感覚を味わえます。
この記事では、湖水地方の玄関口であるウィンダミアから、ヒルトップまでの移動方法をご紹介します。
ロンドンからウィンダミアまでの行き方については、以下の記事をご覧ください。
ヒルトップ農場への行き方
移動全体の流れ
鉄道のウィンダミア駅からヒルトップに行くには、湖を渡るためにバスや船などを利用する必要があります。
ウィンダミア駅から湖のほとりにある船着き場(ボウネス・ピア)までは、徒歩だと30分以上かかるので、599番線のバスを利用してしまったほうが楽でしょう。
まずは移動全体の流れを、以下の表でつかんでみて下さい。
鉄道がある「ウィンダミア駅」から船着き場近くのバス停「ボウネス」へはバスで向かい、バス停からすぐの船着き場「ボウネス・ピア」へは歩いていくイメージです。
出発地 | 目的地 | 移動手段 | 移動時間 |
ウィンダミア駅(鉄道) | ボウネス(バス停) | 599番線(バス) | 約10分 |
ボウネス(バス停) | ボウネス・ピア(船乗り場) | 徒歩 | 約5分 |
ボウネス・ピア(船乗り場) | フェリー・ハウス(船着き場) | 船 | 約15分 |
フェリー・ハウス(船着き場) | ヒルトップ | 525番線(バス) | 約10分 |
乗り換えが多いように感じますが、ひとつひとつの乗車時間が短いため、意外とすぐに着いてしまいますよ。
まずは船乗り場へ
まずは、ウィンダミア駅最寄りの船乗り場である、駅の南にある「ボウネス」という町の、「ボウネス・ピア」に向かいましょう。
ボウネス・ピアに行くには、ウィンダミア駅から歩くことも可能ですが、徒歩だと30分以上は時間がかかります。
599番線のバスに乗れば、約10分で着いてしまうので、時間が合えばバスを利用した方が楽でしょう。
時刻表や分からないことがある方は、ウィンダミア駅を降りてすぐのインフォメーションがとても役に立ちます。
ボウネスのバス停につくと、いよいよ湖が見えてきて、湖水地方に来た実感がわきますよ。
船乗り場でチケット購入
ボウネスのバス停を降りると、近くに「ボウネス・ピア」という船乗り場があります。
ボウネス・ピアにはいくつか船乗り場がありますが、ヒルトップに近い船着き場の「フェリー・ハウス」に行くのは、3番の船乗り場なので、間違えないようにしましょう。
船乗り場に大きく数字が書いてありますし、チケットを買うときに聞くことも出来ますよ。
チケットは船だけのチケットと、バス付のチケットがあります。
バス付にするときは、ヒルトップまでのバスを利用するのか、「ホークスヘッド」まで行くバスを利用するのか、事前に決めておくと慌てません。
どれが良いか分からないときは、ヒルトップまでのバス付の往復チケットにしておくと、安心です。
後は、時間になったら船に乗って、フェリー・ハウスに向かうだけなので、船乗り場の近くを散策してみるのもお勧めです。
バスに乗ってヒルトップへ
フェリー・ハウスにつくと、バンのような小さなバスがヒルトップまで、乗せていってくれます。
ヒルトップのバス停に着くと、目の前にヒルトップが見えるのですが、入場するためのチケット売り場は、少し歩いたところにあるので気を付けましょう。
ヒルトップの入場は時間制なので、着いたらまずチケット売り場で、チケットを購入することをお勧めします。
チケットはパンフレットのようになっていて、ピーターラビットのおはなしのモデルになった場所や建物が、地図にまとめられています。
入場時間が来るまで、『あひるのジマイマのおはなし』に出てくる「タワーバンクアームズ」や、『ひげのサムエルのおはなし』に登場する「アンヴィル・コテージ」などを見て回るのも楽しいでしょう。
まとめ
この記事では、湖水地方のウィンダミアから、ヒルトップ農場への行き方をご紹介しました。
折角ウィンダミアまで来てみたけれど、ヒルトップ農場にまで行く時間は作れなかったという方は、ボウネス・オン・ウィンダミアにある「ビアトリクス・ポターの世界」なら、ウィンダミア駅から歩いていくこともできますよ!
湖水地方には、ヒルトップ以外にも、ポターゆかりの地である「ホークスヘッド」や、詩人ワーズワースが愛した「グラスミア」など、魅力的な場所が沢山あります。
今後ご紹介していくので、この記事と合わせて、参考にしてみて下さいね。