絵本のプレゼント
絵本は「子どもの読み物」というイメージが強いかもしれませんが、中には、恋人などの大切な人に贈るのに、丁度良い絵本もあります。
毎年バレンタインでチョコだけあげているのを、ちょっと物足りなく感じたときに、絵本をあげてみるのも素敵ですよ。
この記事では、友達や恋人など、大切な人に贈るのに最適な絵本を、3冊ご紹介するので、参考にしてみて下さいね。
おくりものはナンニモナイ
最初にご紹介するのは、あすなろ書房の『おくりものはナンニモナイ』です。
『おくりものはナンニモナイ』は、猫の「ムーチ」が犬の「アール」にプレゼントを贈るお話です。
何でも持っているアールに、ムーチが何をプレゼントしようか悩む姿がいじらしく、プレゼント選びに悩んだことがある方なら、きっと共感してしまいますよ。
ムーチとアールは友達という設定ですが、夫婦やカップルなど、大切な人に贈るのにも、ピッタリの内容です。
絵本の大きさが、約18×20cmと小さめなので、ちょっとしたお菓子やお花と一緒に渡すのも、スマートで素敵ですね。
『おくりものはナンニモナイ』の原題は、The Gift of Nothingで、谷川俊太郎さんによる日本語訳も素晴らしいのですが、洋書を贈るのも、オシャレなのでお勧めです。
しろいうさぎとくろいうさぎ
次にご紹介するのは、福音館書店の『しろいうさぎとくろいうさぎ』です。
『しろいうさぎとくろいうさぎ』は、仲良しの白いウサギと黒いウサギのお話で、ある日、ふいに黒いウサギが悲しそうな顔をして、座り込んでしまうところから、お話が始まります。
白いウサギが心配して、どうしたのか聞いても、「ちょっと考えている」と答えるだけで、黒いウサギが何を考えているのかは、中々分かりません。
黒いウサギが悲しい顔をしていた理由と、その後の展開は是非絵本を読んでみて下さいね。
『しろいうさぎとくろいうさぎ』における2匹の関係は、友達ではなく恋人に近いので、結婚を意識しているカップルや、夫婦に贈ることをお勧めします。
絵本の色彩はモノトーンが中心ですが、差し色にさり気なく黄色が使われているので、大人っぽい印象を受けます。
絵本の大きさは約31×23cmと、ちょっと大きめのサイズです。
『しろいうさぎとくろいうさぎ』も、原作は英語なのですが、題名にThe Rabbit’s WeddingとWeddingの文字がしっかり入っているので、結婚祝いで贈るなどの、明確に結婚を意識した場合以外には不向きでしょう。
結婚祝いで贈る、プロポーズで贈るのならば、洋書の方が格好良いかもしれません。
ただ、白いウサギと黒いウサギの繰り返しのやり取りのセリフは、松岡享子さんの日本語訳がとても愛らしく、合うっているので、迷ったら日本語版を購入すると良いでしょう。
どんなにきみがすきだかあててごらん
最後にご紹介するのは、評論社の『どんなにきみがすきだかあててごらん』です。
『どんなにきみがすきだかあててごらん』は、「チビウサギ」と「デカウサギ」の2匹のウサギが、お互いのことをどれだけ好きなのか、比べ合うお話です。
お話自体はとてもシンプルなのですが、身体を使った愛情表現が面白く、読み終わったときには、何とも言えない満足感に包まれます。
原題はGuess How Much I Love Youで、日本語版と英語版では、表紙の文字装飾が異なり、日本語版の方が子どもっぽい感じになっています。
大人に贈るのならば、日本語版よりも、英語版の方がかわいらしいというよりも、美しい感じがするのでお勧めです。
私も洋書の方が好きなので、洋書の20th Anniversary Editionを持っていますよ。
まとめ
この記事では、友達や恋人など、大切な人に贈るのに最適な絵本を、3冊ご紹介しました!
バレンタインやお誕生日に、大好きな人に絵本をプレゼントして、想いを伝えてみて下さいね。