ムーミン・コミックスとは?どのシリーズを読めば良いの?

ムーミン・コミックスとは?どのシリーズを読めば良いの? ムーミン
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ムーミン・コミックスとは?

ムーミンというと、まずは小説やアニメを思い浮かべる方が多いかもしれません。

 

ことこと
ことこと

実はムーミンには、コミックス(漫画)のシリーズもあるんです!

 

ムーミンの作者「トーベ・ヤンソン」は、北欧フィンランドの出身です。

では、ムーミンコミックスもフィンランドで親しまれていたのかというと、フィンランドよりもイギリスで評価される形になりました。

フィンランドの新聞『ニィ・ティド』は、1947年からムーミンの漫画の連載を始めるも、読者の反発などを受けて約半年で連載を終了しています。

その後1954年から、イギリスの新聞『イヴニング・ニューズ』がムーミン・コミックスの連載を始めると、既に英訳されたムーミンの小説がヒットしていたイギリスでは、コミックスも広く受け入れられ、人気を得ました!

 

ムーミンやトーベ・ヤンソンについてもっと知りたいと思った方は、以下の記事を参考にしてみて下さいね。

 

 

この記事では、ムーミン・コミックスのシリーズをご紹介するので、参考にしてみて下さいね。

 

ムーミンコミックス展

ムーミン・コミックスは日本でも人気があり、2020年には「ムーミンコミックス展」が開かれていました。

松屋銀座に佐川美術館、茨城県近代美術館、岡山、福岡、広島、愛知、神奈川、長崎、愛媛、東京(東京富士美術館)など、全国を約2年かけて巡回していましたね。

 

 

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ムーミン・コミックス(全14巻)

最初にご紹介するのは、筑摩書房の『ムーミン・コミックス』です。

 

 

『ムーミン・コミックス』シリーズは、全14巻で構成されており、1冊につき2~4つのお話が収録されています。

『イブニング・ニューズ』で連載された漫画が全て載っているわ訳ではなく、ベスト・セレクションではありますが、次に紹介する2つのシリーズに比べて、シリーズ全体の収録和数が圧倒的に多いのが特徴です。

 

題名収録話
1巻『黄金のしっぽ』「黄金のしっぽ」、「ムーミンパパの灯台守」
2巻『あこがれの遠い土地』「ムーミン谷のきままな暮らし」、「タイムマシンでワイルドウェスト」

「あこがれの遠い土地」、「ムーミンママの小さなひみつ」

3巻『ムーミン、海へいく』「ムーミン、海へいく」、「ジャングルになったムーミン谷」

「スニフ、心をいれかえる」

4巻『恋するムーミン』「恋するムーミン」、「家をたてよう」

「ちっちゃなバンパイア」、「署長さんの甥っ子」

5巻『ムーミン谷のクリスマス』「預言者あらわる」、「イチジク茂みのへっぽこ博士」

「ムーミン谷のクリスマス」

6巻『おかしなお客さん』「おかしなお客さん」、「ミムラのダイアモンド」

「レディ危機一髪」

7巻『まいごの火星人』「まいごの火星人」、「ムーミンママのノスタルジー」

「わがままな人魚」

8巻『ムーミンパパとひみつ団』「やっかいな冬」、「ムーミンパパとひみつ団」

「ムーミン谷の小さな公園」

9巻『彗星がふってくる日』「彗星がふってくる日」、「サーカスがやってきた」

「大おばさんの遺言」

10巻『春の気分』「南の島へくりだそう」、「ムーミン谷の宝さがし」

「春の気分」

11巻『魔法のカエルとおとぎの国』「おさびし山のご先祖さま」、「魔法のカエルとおとぎの国」

「テレビづけのムーミンパパ」

12巻『ふしぎなごっこ遊び』「ふしぎなごっこ遊び」、「ムーミンと魔法のランプ」

「ムーミン谷の大スクープ」

13巻『しあわせな日々』「スナフキンの鉄道」、「しあわせな日々」

「まよえる革命家」

14巻『ひとりぼっちのムーミン』「ひとりぼっちのムーミン」、「ムーミン谷への遠い道のり」

「ムーミントロールと地球の終わり」

 

『ムーミン・コミックス』は、他のシリーズよりも収録和数が多いので、日本語訳が出ているムーミン・コミックスのお話を、もれなく読みたいという方にお勧めですよ。

本の大きさは、約18×20cmと大きめで、他のシリーズに比べて読みやすいです。(小さめの本棚だと、入れると飛び出してしまうかもしれません。)

1巻から読まなくても、話が分からないということは恐らくないでしょう。

全部読むのが大変な方は、気になる表紙や題名、お話で、読む巻を決めると良いですよ。

 

英語対訳ムーミン・コミックス

次にご紹介するのは、筑摩書房の『英語対訳ムーミン・コミックス』です。

 

 

『英語対訳ムーミン・コミックス』には7つのお話が収録されており、トーベが1人で描いたと思われるお話と、弟「ラルス・ヤンソン」との共作、ラルス単独のお話の3つが、盛り込まれています。

 

1「ムーミンパパの灯台守」
2「ムーミンママの小さなひみつ」
3「ムーミン谷のきままな暮らし」
4「ムーミンと魔法のランプ」
5「ムーミンパパ 農園主になる」
6「ムーミン谷の芸術家たち」
7「ムーミンたちの戦争と平和」

 

『英語対訳ムーミン・コミックス』は、約15×21cmなので、本棚にも収納しやすく、もち運びにも丁度良いサイズですね。

価格も税抜き1,800円とお手頃です。

ムーミン・コミックスを読んでみたいけれど、どの本を借りたらよいか分からないという方は、まずは『英語対訳ムーミン・コミックス』を読んでみましょう。

 

ことこと
ことこと

英語対訳なので、翻訳される前の英語が読めて面白いですし、英語の勉強にもなって、一石二鳥ですよ。

 

ムーミン・コミックス セレクション

最後にご紹介するのは、筑摩書房の『ムーミン・コミックス セレクション』(ちくま文庫)です。

 

 

『ムーミン・コミックス セレクション』は、1と2があり、サイズが文庫版なので、とても小さくて持ち運びに便利です。

 

1『ムーミン谷へようこそ』「ふしぎなごっこ遊び」、「ムーミンママの小さなひみつ」

「黄金のしっぽ」、「イチジク茂みのへっぽこ博士」

2『ムーミン一家のふしぎな旅』「おさびし島のご先祖さま」、「やっかいな冬」

「まいごの火星人」、「ムーミンパパの灯台守」

 

ただ、私が書店で手に取ってとても驚いたのが、『ムーミン・コミックス セレクション』は、本を左へ90度回して読まないと、読めないということでした!

ページを下から上にめくるというのも、慣れていないと違和感を感じるかもしれないので、不安な方は、一度書店や図書館で内容を確認してから、購入するのが良いでしょう。

価格は税抜き760円と低めに設定されているので、読みづらくても、とにかく小さくて安い本が良いという方に、『ムーミン・コミックス セレクション』は向いているでしょう。

 

まとめ

この記事では、ムーミン・コミックスのシリーズについてご紹介しました!

なるべく多くのムーミン・コミックスを読みたい方は、『ムーミン・コミックス』を、まずは1冊読んで雰囲気が知りたい方は、『英語対訳ムーミン・コミックス』を、小さいサイズで読みたい方は、『ムーミン・コミックス セレクション』を読んでみて下さいね。

 

ことこと
ことこと

私の一番のオススメは、読みやすいサイズ感と英語が入っているため、『英語対訳ムーミン・コミックス』です。

 

小説のムーミンと、読み比べてみるのも面白いですよ。

 

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