ジブリ美術館は、日時指定の完全予約制
三鷹の森ジブリ美術館は、チケットが日時指定の完全予約制のため、事前に予約する時点で、何時に行って帰ってくるか、考えておく必要があります。
三鷹の近くに住んでいれば、満足に回れなくても、もう一度行くこともできますが、遠方に住んでいると、中々そうもいきませんよね。
この記事では、ジブリ美術館にかかる所要時間や、目的に合わせた、おすすめの入場時間などについて、ご紹介するので、参考にしてみて下さいね。
コロナの影響で、2021年の営業時間や入場時間に生じた変更や、チケットの予約方法については、以下の記事をご参照ください。
展示重視なら、どの入場時間でもOK
展示を見るだけであれば、ジブリ美術館にかかる所要時間は、多く見積もって3時間、大抵は1~2時間で回れます。
ジブリ美術館の展示室は、常設展示室「映画の生まれる場所」、企画展示室、映像展示室「土星座」、常設展示室「動きはじめの部屋」の4つで、映像展示室のみ、ミニシアターのため、自由に入場することが出来ません。
常設展示室は、ふたつともじっくり隅々まで見る場合は、それだけ長く時間がかかりますが、人の流れに乗って、さらっと見るのなら、そんなに時間はかかりません。
カフェでランチを取りたい、映像展示の最初の回が見たいなどの希望が無ければ、展示自体は、どの入場時間で入っても、十分に見ることが出来るでしょう。
2021年1月からは、17時閉館、最終入場15時と、2020年以前の18時閉館、最終入場16時よりも、閉館、最終入場時間がどちらも1時間早まっていますが、最後の回で入場しても、閉館まで2時間あるので、さっと見るなら問題ありませんね。
ただ、時間に余裕をもっておきたいなら、遅くとも、最終入場時間よりも1つは早い回で入場しておく、可能であれば、12時までに入場しておくことをお勧めします。
展示だけでなく、折角ならミュージアムショップをゆっくり見て、カフェにも寄りたいですよね。午前中に行けば、人も少なくて、比較的快適に回れますよ。12時を過ぎると、徐々に人が増えてくるようです。
「土星座」は、早めに見ておくと安心
映像展示室「土星座」では、土星座でしか観ることのできない、オリジナルの短編アニメーションが上映されています。
定員は80人位で、約20~30分の入れ替え制となっており、混雑している訳では無いのですが、人が集中しているときに行くと、次の回まで待つか、時間を改めて来るように言われます。上映時間の直前や、5分前は人が集まってくるので、心配な方は、少し早めに行くと良いでしょう。
土星座で上映されている作品は、全部で10作品あり、2021年3月1日から31日までは、「水グモもんもん」が上映されています。
土星座で上映されるアニメーションの中には、『となりのトトロ』の続編ともいわれる、『めいとこねこバス』や、『ハウルの動く城』との関連があると噂の、『星をかった日』など、ジブリの長編映画のファンなら、一度は見て行きたい作品もありますが、時期を合わせて行かないと、中々見られません。
私は子どものころ、『コロの大さんぽ』が大好きでした。
土星座のアニメーションは、1度満員で断られてしまっても、よっぽど運が悪くなければ、2、3度行けば、すぐに観られるはずです。遅めの入場時間で入場して、閉館までに観られるか不安なときは、上映時間よりも早めに行って、待つと確実です。
混雑必至!カフェに行きたいなら10時
ジブリ美術館の中には、黄色い壁と赤い屋根が印象的な、カフェ「麦わらぼうし」がありますが、ここは開店前から行列ができるほど人気で、お昼時に行っても長時間待つことになります。
カフェの中の席数が少なく、回転率もそんなに良くない上、館内に他に食事ができる場所もないので、食事を取りたい人、一休みしたい人などが、集中して訪れるのが、主な原因です。
食事の提供がある、通常時のカフェの混み具合はすさまじく、一番早い10時の回で入館したら、カフェ前の待機スペースに直行する人もいる程です。
それでも、カフェが11時に開店するまで、1時間は絶対待たなければいけないのですが、私は過去に、10時に入場して、11時頃並びに行った際、既に入店まで最短で2時間待ちだと案内されたことがあります。
カフェに直行した方が、待ち時間が短くなる傾向はありますが、美術館に行った以上、先に館内や展示をちょっと見たくなるので、悩みものですね。
カフェデッキでは、ホットドッグなどの軽食や飲み物も販売されていますが、オムライスやカレーなどの、しっかりした食事がしたい方、ケーキやパフェなどのデザートを食べたい方は、カフェを利用した方が、満足度は高いでしょう。
2021年3月時点では、食事の提供はありませんが、今後再開されれば、混むことは間違いないので、カフェでランチを食べたい方は、10時に入場して、出来ればすぐ、遅くとも10時半には、列に並ぶことをお勧めします。
おすすめのメニューは?
「麦わらぼうし」のメニューは、定期的に変わりますが、変わらず人気を誇っているメニューもあり、カフェの名前にもなっている、「麦わらぼうしのオムライス」も、そのひとつです。
「麦わらぼうしのオムライス」は、その名の通り、ご飯の上に、卵が麦わら帽子のようにかけられていて、見た目がかわいらしいのはもちろん、中のご飯もモチモチとして、とても美味しかったです。
店内の雰囲気も良く、2時間待った甲斐がありました。ボリュームも丁度よく、デザートも問題なく食べられる量ですよ。
デザートは、フルーツが沢山乗った「麦わらぼうしのパフェ」と、大小さまざまな大きさのイチゴが乗った、「ふぞろいイチゴのショートケーキ」が人気なようです。
パフェもショートケーキも、お子様ランチに付いてくるような、小さな旗が刺さっていて、私が頼んだショートケーキの旗の柄は、ポニョでした。
下の写真のふわふわミルク入りコーヒーは、麦わら帽子のラテアートを描いてもらえるので、コーヒー好きな方は、是非頼んでみて下さいね。
ジブリ美術館の館内は原則撮影が禁止で、カフェ内も、人が映りこむような写真はダメですが、料理のみを撮ることは出来ます。不安な方は、店員さんに確認を取ると安心ですよ。
いつも混んでいるため、時間は関係ない!マンマユート
ジブリ美術館のミュージアムショップ「マンマユート」は、ジブリ好きなら思わず駆け寄ってしまうほど、魅力的な商品で溢れています。
店内はそんなに広くないため、人がいなければ、10~15分程度で、すぐに全体を見て回れますが、混んでいると、全ての商品に目を通したいと思うと、20~30分かかることもあります。
所狭しと置かれた商品を、じっくり見ている方が多いので、人が中々流れていかないようですね。レジも常に列ができていて、買うためにはちょっと並ばなければいけません。
私が昨年訪れたときは、10時開館後すぐに行っても、ショップが閉まっていたので、早く入館しても、あまり意味はありませんでした。
そのときは、仕方が無いので、先に展示を見たのですが、ショップが開いてから少し経つと、もう人が沢山入店して、店内が混雑していました。その後ずっと、閉館まで混んでいることも多いようなので、ミュージアムショップをゆっくり見たいのであれば、30分はかかると予想しておくと良いでしょう。
「マンマユート」には、物語に出てくるキャラクターやモチーフを元にしたピンバッジがたくさん詰まった棚や、人に贈ったら喜ばれそうな、映画のワンシーンが描かれた手紙など、自分へのお土産にも、誰かのプレゼントにも丁度良いグッズが揃えられています。
定番のお菓子の詰め合わせなどもあり、ジブリ美術館の紋章が刻まれたクッキーは、記念に1つは買っておきたい、可愛らしいデザインです。
思いがけない、素敵なお土産が見つかるかもしれないので、混雑を予想して、時間に余裕をもって行ってくださいね。
まとめ
この記事では、ジブリ美術館にかかる所要時間や、目的に合わせた、おすすめの入場時間などについて、ご紹介しました!
館内の施設では、ネコバスルームや図書閲覧室「トライホークス」については、触れませんでしたが、後者は混んでいることはほぼなく、前者も短時間で交代制なので、あまり気にする必要は無いでしょう。
カフェやショップに時間をかけたい場合は、出来るだけ早めに行く必要があり、展示だけ見たいのであれば、何時入場でも大差ありませんが、私のお勧めは、人が少なくて、どこも空いている10時の回ですね。
ジブリ美術館の周りには、井の頭恩賜公園など、他にも楽しめる場所があるので、早めに行って損をすることはありません。
ジブリ美術館について詳しく知りたいと思った方は、2021年1月15日に発売されたばかりの、『宮崎駿とジブリ美術館』を読んでみると、美術館のこだわりや、企画展示への理解がより深まるでしょう。
とても素敵な美術館なので、三鷹に行く際は、是非寄ってみて下さいね。